0220改正推進議連との関係
164国会 衆特別委 第4回(5月26日)
○岩屋委員 おはようございます。自民党の岩屋毅でございます。
きょうは、七時間コースのトップバッターということで、短い時間ですけれども、よろしくお願い申し上げたいと思います。
超党派でつくっております教育基本法改正促進委員会という議員連盟がございますが、私はそこの事務局長を仰せつかっておりまして、今日まで同志の皆さんと一緒にこの問題に取り組んでまいりました。
ここに名簿がありますけれども、本当にたくさんの先生方に参加していただいておりまして、衆参合わせて三百七十八名、衆議院は二百四十八名、参議院百三十名。自民党はもちろんですが、民主党の先生にも、あるいは国民新党の先生にも、無所属の先生にも、たくさん入っていただいております。森喜朗先生、西岡武夫先生が最高顧問でございまして、提出者であります笠先生にも事務局次長として御尽力をいただいておりますし、中井先生にも御指導いただきながら、勉強を進めてまいりました。
この促進委員会も案を取りまとめているんですね。同僚の
したがって、一昨日小泉総理もおっしゃいましたけれども、本来、こういう法案は対決法案とすべきではない。決して党利党略は持ち込むべきではない、やはり国民の英知をこの議会において結集して成案を得るということであるべきだ。もちろん、これから徹底審議をするわけですが、審議の暁には、小異を捨てて大同につき、立派な成案を得る、こういうことでこれからの審議を進めるべきだ、こう思っておりますが、今私が申し上げた考え方に、政府並びに民主党の提出者、それぞれ異論がないかどうかお聞かせをいただきたい、こう思います。
○小坂国務大臣 私ども、岩屋委員が御所属の教育基本法改正促進委員会の皆様のお考えにできるだけ近づくつもりで今回の法案の策定に当たってまいりました。
そういった意味では、委員会のみならず、中央教育審議会の答申を踏まえ、そして、与党における協議会、検討会の最終報告も踏まえ、また、各地で行われてまいりましたタウンミーティングやあるいはフォーラムで賜った御意見も踏まえ、そういったものも踏まえた上での今回の提出でございます。
教育基本法は、こういった御議論を踏まえた上で、今日我が国が抱える教育の上でのさまざまな課題、今さら申し上げるまでもないと思いますが、そういった課題について、新しい時代の教育の理念を明確にするとともに、これまでの教育基本法のすばらしい理念を継承しつつ、教育の構造改革、教育改革を抜本的に進めるための基本的な理念を明らかにするべく提出をさせていただいたものでございます。
したがって、私としては、このような趣旨に御理解をいただきまして、この法律について、国会において十分な御審議をいただくとともに、同時に、速やかに国民の期待に沿って多くの委員の皆様に御賛成をいただけることを期待いたしているものでございまして、そのために全力を尽くしてまいりたいと存じますので、何とぞ、岩屋委員におかれましても、御協力また御推進のほど、お願いを申し上げます。
164国会 衆特別委 第4回(5月26日)
○牧委員 今の私の質問に対する回答としては、今、与党席からも大変よくできましたという言葉があったとおりだと思いますけれども、せっかく有村政務官においでいただいたので、私はちょっと有村さんにお聞かせをいただきたいこともございます。別に私は、女性をいじめたり困らせたりすることをひそかな喜びとするような趣味はございませんけれども、やはり、午前中、岩屋議員の質問の中にもございました教育基本法の改正促進委員会、これは有村先生も役員を務められているわけであります。今、淡々とこの経過を御説明いただきましたけれども、本当にいいんでしょうか。私は、政治家としての有村議員の見解をお聞かせいただきたいと思うわけであります。
岩屋議員のお話にもありましたように、この議連というのは、衆議院二百四十八名、参議院百三十名という、もうこれはそれぞれの院において過半数を超える議員で構成をされているわけで、私も実は入っておりますけれども、四月十一日、これは与党合意の二日前に決議もしているんですよね。
特に、これは全部ざっと読んでもいいんですけれども、時間が余りないので、また折を見て皆さんにお配りをさせていただきたいと思うんですけれども、いわゆる宗教教育の部分、あるいは愛国心、そしてまた教育行政における不当な支配のそういった部分について、いわゆる三点の課題ですね、「政府与党においては、」その「三点の課題を解決して改正法案の不備を払拭し、一日も早く審議を開かれた国会の場へと移し、」とあるんですね。これは、一日も早くというのはわかります。その前に、この三点の不備を一日も早く払拭しということを決議しているわけですよね。
私もこの議連の一員として言わせていただければ、それがまるっきりほごにされたような形で、そういった形で淡々と経過報告だけ述べられるわけですけれども、やはり私は、こういうことを、では何のために超党派の議連をやってきたのか。それはとりもなおさず、やはりこれは、党派を超えて私たちの将来世代への責任をしっかり今を生きる私たちが果たしていかなければならないからこそ、党派を超えて、議連で集まってこういった決議までしたわけですよ。森元総理そして西岡元文部大臣を最高顧問にいただいて、議論を重ねて、三百八十名になんなんとする衆参党派を超えた議員が一生懸命やってきた。これを全くほごにされて、もう人間不信ですよ。これから超党派の議連なんというのは、最後の最後ひっくり返されて、もう何の意味もないんだということになってしまうので、私は、そういった意味で、一言、これでいいんですかということをお聞かせいただきたいと思います。
○有村大臣政務官 牧委員から御発言、心して拝聴させていただきました。私も、日本会議初め議連で一語一句もんできた一員でございます。私自身、今、挑戦する奉仕としての信念を持ちながら、私の現在の職責は、まさに国民性をつくる礎である教育に、それを日本の国家の最重要点事項にするというのが私の使命であろうとも思っております。
そして、現在置かれている状況は、小坂文部科学大臣を支えてこの法案を一刻も早く成立させることが私に課せられた職責であり、その後、やはり私も、この経験を踏まえてさらによいものを志していくよう、これからも政治の活動を全うしていきたいと考えております。
以上です。